[納屋の鍵を開け、壷の中身を幾つか見る。 出来に頷き、数個外へと運び出した所で活きのいい羽音が聞こえた。] ………来たか。[遅くなったと恐縮する青年に首を振り、残りの壷を指す。] あそこの壷を出して、肉を窯に並べて行ってくれ。 燻し用の木片はあの棚の上だ。量は覚えているな? ……ああ、時間は前と同じでいい。