……それより、急ぎましょう。あんまり、お待たせするとまずいですし。[しばらく銀十字架を握ってから、手を離してこう告げる。イレーネの訪れ>>178はそれと前後してのこと]ん、ありがとう。[礼の言葉と共に少女に向けるのは、柔らかい笑み。少女が奏者に向ける言葉は、素で聞いていた。奏者の事は老尼僧から聞いていたし、綺麗、という言葉自体は否定する要素を持ち合わせていなかったから。ともあれ、支度が整った所で、二種のお茶と共に向かうのは、談話室]