―広間―[ゼルギウスから聞こえた呼び名>>167に、肩を震わせた。言葉は返さない。ぎゅっと眉を寄せたまま、睨むような目で見た。別の方から聞こえた、悲しんではいる>>174という言葉に、今度はそちらを見る。じっと、その表情を見て]……嘘つき。[ただ、一言だけ。大人の事情は分からない。直後に浮かんだ冷たさのほうが、ベアトリーチェには本物に見えた]