…僕、ずっと考えてたんだ 旅人さんや、お爺ちゃん…団長さんが如何して食べられたのかって 最初こそ、きっと御腹が空いていたのかと想ってたのだよ …ブリジットまで食べる「必要」はあったのかな[しゃがみ込むと床に付けた手が朱に染まる。愁いを湛える貌、長い睫毛が震えた。そうしていれば、イレーネに部屋から出るように促され、暫しの間と後、頷きゆっくりと立ちあがった。] 僕は、識りたいよ[か細い声で紡いだ言葉は小さく。]