― 図書室→回廊 ―
[ふと落とされた謝罪の声>>178に、ひら、と手を振って。
談話室に向かうことで同意して歩き出す]
いやいや、傍から見たら面白いもんじゃないし。
まして、殆ど初対面の人に見せるもんじゃ……あ
[落ちた声に返しかけて、今更のように湯治客を見て]
そう言えば、名前言ってなかった。
俺は、エーリッヒ・シュピーゲル。
呼び方は好きに呼んでくれていいよ。
[そんな風に簡単な自己紹介をして。
耳打ちに返る言葉と不敵な笑みに、一度目を丸くして]
幼馴染、ねぇ……
あ、俺にはもう、可愛い子猫ちゃんがいるから。
[にっこりと、いい笑顔で返す。この場合、本物の猫の事だけどそれは言わない]