─ 談話室 ─
[蒼を伴い、戻った談話室には先ほどよりも人が増えていたか。
滞在している全員が集められているらしき状況に天鵞絨を瞬いていると、団長から、大事な話があるから座るようにと促された。
横柄な態度の行商人>>178には眉を寄せはするものの、今はそちらよりも、と団長へ意識を向けて。
全員が揃った事の確認の後、始まった話に天鵞絨を瞬いた]
……中央教会からの……書状?
[そも、団長が老尼僧を訪れたのは、教会の刻印のされた書状が届けられた事が発端で。
それによると、この村に神に仇なす『闇の者』と、それに対する力を備えた『神の使徒』の資格持つ者がいるらしい、と。
その、『闇の者』が何か、と問うたのは誰だったか。
妙にざわめくものを感じて目を伏せる間に投げられた問いかけへの、自衛団長の答えは短い言葉]