― 大広間 ―
[カートを引く音とサーシャ>>173の呼びかけに気付き振り向いた時、紅茶の温かな香りが鼻を擽り、口許が緩んだ。]
ええ、あたしも是非頂きます。
ありがとうございます、貴女も、サーシャさんも。
それと……すみません。
お粥とか野菜のスープとか、簡単にでも良いので、頂けないでしょうか。
あたしも、何かお手伝いできることがあれば、お手伝いしたいです。
[サーシャとメイドに礼を述べて、メイドから紅茶のカップを受け取ってから。
そのメイドに対して注文を付け加えた。
あの時キリル>>178の返事の中にもあった間に、メーフィエは気付いていた。
その訳をはっきりと察した訳では無かったが――。
紅茶だけでは、という気持ちが、自身の空腹の所為もあって胸の内にあった。]