― 大広間 ―[窓を示した後で、ボクはもう一度窓に顔をくっつけてみる。丁度、紅い月>>169という言葉が聞こえたからだ]……うぅん。月までは見えないなぁ。[一生懸命上を見ようとしたけれど、残念ながら空までは見えなかった。溜息を吐いて窓から離れる。同じように張り付いていたリディヤちゃん>>179の方を見て]この上だけ、かぁ。……月、どこに行けば分かるかな。[返答にやっぱり妙な事態なんだ、と再確認しつつ、屋敷内は未だちょっとしか見ていないボクは首を傾げる]