─ どこかの林 ─
……それは良かった。
[首を傾げつつの黒猫フォロー>>98に、少し安堵を見せた。
正確にいえばお喋り猫に驚いていないわけではないが、此処に来るまでにそれはもう色々あった所為もあって、比較的すんなり受け入れていた]
あァ、はい。
えっと、これを貸してもらって。
[それでも上げたままだった両手のうち、握りしめた手をそろそろと下ろして、中の琥珀を見せるように指を開く]
『ご同類』……と、聞いてます。
……まァ、熊倒す程の力とかは持って無ェですが。
[間を空けた後の問いかけには是を返し。
尤も相手の言った“違う感じ”>>99の意味はそういうことではないだろうが。
太刀が鞘に収められるのを見て、その手の触れる何かにまでは気付かなかったが、漸くもう片方の手を降ろした*]