おはよう、エリィ。……そう?皆が早すぎる、なんて、通じないかしら。[遅い、と自分では思っていないらしい。けれど、一般的には遅い時間なのだろうと、ぼんやり理解できるくらいの常識はあったからエーリッヒの言葉に瞬いて微苦笑漏らしながら首を傾げてみせた]――…みつける ?[ゲルダへと向けられた彼の言葉を繰り返す声は小さい。蒼は伏せられ、言葉も途切れた]