いやまて、落ち着け、落ち着こう、話せばわかるっ!
[話してわからないからの現状なのだ、と突っ込まれそうな言葉が口をつく。
何れにせよ、腕力では圧倒的に負けているから、抵抗の余地はなく]
あー、あー、今日はあれだけど、多分こっち待機に変わりないからっ!
部屋はとっといてね!
[それでも、宿の主人に向けてこれだけは告げる。
非常事態に対応するには、村外れに近い自宅は不向きだったから。
そうやって帰り着いた自宅で、震動により加速した惨状に思いっきり遠い目をしつつ。
地学と医学、それから本草学に関する書物は出しやすい所に! と頑張って主張しながら、片付けのお時間へ突入した。**]