― 大広間 ―ええ、テーブルもソファも、綺麗でしっかりしたものに見えるし。このティーセットも、うちで扱いたいなって思っちゃう――[此方の広間も、というオリガ>>184にそう返したところで、言葉を一度切るように、自分の分の紅茶を一口啜った。]本当に、 ……こんな巡り合わせ、ですし。折角ですし、迷っちゃわない程度に、見て回るのもいいんじゃないかなって。[ほんの微かな言葉の間は、この屋敷に対する違和感の所為。それでも今は軽い言葉にだけ留めたし、自分自身、内心でもあまり深くは考えまいとした。]