[突然の事にきょとり、としたのは一瞬のこと。
それでも、意図に気づけぬ程鈍くはなく。
軽く、首を逸らして避ける仕種。
それでも、柔らかな感触は僅かに頬を掠め]
……何をどう突き詰めれば、そんな結論に到達するのかは知らんが。
走って無理をしたのは確かだし、休んでおくといい。
[座り込む様子に、投げかけるのは、一転、静かな言葉]
……俺は、まだ動ける方だから、問題はないさ。
ああ、なら、これ持っててくれ。
[こういうと、肩にかけておいた鞄を外してナターリエの傍らへと置き、室内をぐるり、見回す]
……さて。
どうやら、日用品の物置部屋の類のよう……だな。
[そんな事を呟きながら、部屋の中を*調べ始める*]