― 大広間 ―[ティーカップに注がれる紅茶の揺らぎを見遣りサーシャの手許>>187へと視線を移ろわせた]お部屋の内装も素敵だし紅茶の茶葉も、此方のご主人様の好みかしら。[まだ会ったことのないその人にほのかに好意的な印象を抱くのは紅茶の香りが所以。差し出された紅茶のカップを受け取り]――…ありがとう。[感謝の言葉と笑みを向ける。そっとカップの縁に口付ければあたたかな琥珀が口腔を潤してゆく]