――…って、アズマ、怖いなら、部屋にいるか?
[と、彼の様子に気付いて思わずそんなことを聞いてしまう。
無理に押し戻そうとすることはないけれど]
まあ、大丈夫だ。少し暗いだけだ。
大丈夫、何もいやしない。
[お化けを怖がる子供をほほえましく思う目だったりもした。
怖いんなら、と、言葉を続けて会話を楽しみながら、台所を探す。
そう程遠くはない場所に見つけるとまずは食器の確認から]
予想通り水道はないなぁ…。
外、行ってみようか。通用口もあるし、きっとそばに井戸とかあるんだろう。
[台所にそういう設備がないことに溜息吐いて、そう提案する。
しかし外に出るなら靴がないといけないな、と、
玄関を探して、何か履物がないか、確認するのを先にしようとするのだった**]