─ 第二別館・演習場 >>187─
ま、その分場慣れてるからな……遠慮は無用、ってこった!
[呆気にとられた様子ににぃ、と笑いつつ。
魔化を施し、風刃の威力を減ずる、という防御手に僅かに天鵞絨を細めながら]
……っと!
[バックジャンプで切っ先を避けるが僅かに距離が足らず、穂先の先端が胴を掠める]
おー、いて……やっぱ、槍はレンジが広いよなあ。
[しみじみと呟きながら、紅を掬ってカードにルーンを描きつける]
全てに関わり何処にもなきもの、影の力……集いて閃く刃となれ! 影刃撃!
[描いたルーンは影。それを呪と共に地面に叩きつけたなら、地面から紫水晶の如く透き通った刃が生えて自身の周囲を取り囲む。
触れれば容易く砕けるものの、相応の衝撃を与える影の刃。
これにどう対するか、と。細めた天鵞絨に宿るのはこんな想い]