─山へ続く小道─
[ぽつーんとしている事、体感時間にして4分。
山の何処かで咆哮の様な物音が聞こえ、木々の間から見える青空に鳥の群れが飛んでゆく。
それから更に暫くして......]
あらぁ、お帰りなさい〜。
随分待った様な気がするわぁ。
レディアは、猪を捕ってきたのね〜。
[巨大な猪を背負ったレディアが現れた。
汗と擦り傷だらけ。格闘の程が垣間見え、巨大な獲物について話を振った。]
身体能力が高いのね〜。
でも、擦り傷を作って......大変だったでしょ〜。
[そ、と刺繍の施されたハンカチを取り出すと汗をこれで拭いたらどうかしら〜と言いたげに首こてりして、汗光るレディアの額をてちてちしようとした。]