『マジかよ、じゃあ白衣組みはもう全員エイリアンかもな』
『――俺たちが危険な場所に行かされたのって、エイリアンに乗っ取られた白衣組の連中のせいじゃねぇの?』
『マジかよ、冗談じゃねぇ。
仕事とかって俺はもうしんじねぇぞ。白衣組見つけたらぶち殺してやる』
『白衣組がエイリアンならさ、もうあのロボットもエイリアンの手先じゃね? 人間退治するのはエイリアン様のため〜ってよ』
『ありうるな。っつか、間違いねぇ』
[不穏な空気は静かに渦巻いていく。
今はまだ、表に出ることはなく、ただ火種を待ってくすぶっている]