アーベルお兄ちゃん?ユリアンお兄ちゃん?[二人が出ていくのをただ見送ってはいけないような、そんな気がしながら、なにもできず、困ったようにカヤ君の方をみた。アーベルお兄ちゃんとは特にカヤ君が仲がいいと思っていたのもある]なんか、やだよ…こんなの……[呟きながらも、自分ひとりではどうすることもできないものを感じていた]