アーベルは、どこに行ったんだ?[別に席を外すことくらい普通だとは思うものの、自分に声をかけないままに居なくなったことに不安を覚えた。誰かから返答はあったろうか、無くても此処にいなければ二階か外のどちらかしかなく。女は、外を選んで飛び出した。]───アーベル!!!![声を張り上げて、幼馴染の名を呼ぶ。修道士と彼の姿を見つけることはできたかどうか。]