─ 三日目朝/黒珊瑚亭・食堂 ─
[どこかへ行くらしいアーベルたちには、いってらっしゃい、と声をかけ。
ユーディットの素直な反応>>180に、くす、と楽しげに笑んだ]
ありがと。
でも、ユディちゃんの方がずーっと綺麗。ここは譲らない。
[島を離れて暮らした6年の間に、色々な意味で清さは失われている、とは。いう必要もないから、口にはしないけれど、そこだけはきっぱりと言い切り]
頼るのと子供っぽいのとって、必ずしも繋がらないと思うけど?
……あんまり考えすぎないで、気持ちをちゃんと吐き出しちゃえばいい、って事よ。
[話している内に、ユーディットの震えが静まる様子に、安堵で眉が下がる。
まだ終わっていない──どころか、終わるための手がかりすらない状態。
けれど、今はそれは考えずにいたかったから。
言葉紡ぐ調子はできるだけ、常のものへと近づけていた]