[桜子の言葉>>190に響は安堵し胸を撫で下ろした]
響が可愛い後輩を困らせるなんて珍しいな。
何だ、調子でも悪かったのか?
[しれっと言う佑一郎に響のじとりとした視線が向けられる。
彼女を困らせた発端はおまえだと言わんばかりだが――。
それに気付く前に桜子の返事が聞こえて佑一郎は彼女へと気をとられた]
平気ならこれからはそう呼ばせて貰うね。
もう登校する日数限られてるから、
あまり呼ぶ機会ないかもしれないのが残念だけど。
[少しだけ寂しげな表情を浮かべ彼女と視線を合わすと
何やらぎくしゃくした様子にきょとと瞬いて]
やっぱりまだ緊張するかな?
[訊ねる声は気遣うような優しい音色]