―2階自室前―
[手を離す前に榛名>>192の力が少し強くなったことを感じて宥めるような笑みを向ける。
小さくなったゲルダが秘宝の力と言うのに、やはり、とリディが居なくなった後のやり取りを思い返し。
ベッティが部屋の中のイヴァンに声をかけるのをさえぎろうと口を開いたけれど、エーリッヒ>>194の問い詰める声に邪魔をされて、睨むように見てくるエーリッヒをみて吐息をこぼす]
……嘘なんてついてませんよ。
襲われて、反省房に送られる前に逃げただけですから。
――どうして私が嘘をついてると断定できるんですか?
[首をかしげて、いかにも不思議そうに問いかけた]