―食堂―[遺体をみたからという訳でなく、食事をとれない身としてはべッティの言をライヒアルトが退けてくれたのはありがたかった。そこに言葉を重ねることなく、チラリと現れたアーベルがライヒアルトに誘いかけるのを横目でみつつ]そうだね。私も、私が選んだ途を行くよ。[ミハエルに薄らと微笑んで見せた。次に占った先、その結果を謂うは決めている。ただ、そのタイミングが……―――難しいかと視る先は。出来うるならば、皆の前で効果的に、とは唯自分だけの都合に過ぎない。]