人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


薬師見習い ゼルギウス

[いい加減にしろよというエルゼの表情にはすまなそうにしょんぼりとした表情になったけれど、すぐに切り替える。暗い表情は薬師はしてちゃいけないのだ]

そっか、ごたごたっていうと…やっぱアレかな。

[親に対する付き合いや、親と同じ職をとろうとしている自分とそうでないエルゼとの対比にほんの少し落ち着かない心持になるが]

うん…今年の夏にちょっと二人いつもみたいに近くの村とかに出かけたのだけど

[いつもというのは、薬草をとりにいったり、薬師がいない村へといったり小規模な旅、大規模な巡回めいたものなのはこの親子をある程度知る人間は知っていることか]

そこで地元の人間でも登らないっていうとんでもない山があったんだが薬草があるって言った途端いく羽目になって……あっさり登頂して戻ってきたぐらいだ。
俺は死にそうだって何度か思ったけどね。

[なんて母のパワフルっぷりを説明、ノンフィクションである。]

……うん、じゃあ後日にでもよろしく。
皆で集まるだけならいいけど、理由が理由だしね。要因がさっさと消えてくれりゃ気楽なのにね

[些少の沈黙は口には出さないが、綺麗に微笑むよなという沈黙、後同じように嘆息した]

(201) 2011/01/07(Fri) 22:19:03

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