―集会場・外―
[やがて見えて来る嘗ての湯治宿。
そして、その外に佇む人影が二つ>>188。
歌声は残念ながら聞こえなかったものの、何方も見覚えのある顔だと気付く。]
…アマンダさん、と…ライさん?
[容疑者が集められているという場に、二人は相応しくないように思えて眉を寄せた。
代の続く陶芸家の女性と、何よりもう一方の彼は神父の身内。
自分に付き添う自衛団を思わず横目にも睨むように見据えてしまったのは、半ば反射的。
けれど一先ず気を治めた後、二人の傍へ歩み寄ろうと。]
…お久し振りです。
[挨拶は、流石に笑顔では出来なかったが。]