─ 第二別館・演習場 ─
くっ……そ、やりにくい…!
[いつどんな相手と対峙するかは分からないとは言え、やはり得手とするのは槍捌き。
遠隔を主とする魔法相手ではやり辛さが勝る。
胴に届いた風は刃を失い衝撃となって身に届いた。
装甲の薄い部分であったため、そのダメージは少なくない]
ッ、げ。なんだ、それっ…!
[次手を、とロングスピアを正面に引き戻しながら一歩踏み込んだ先で見たのは、相手を取り囲む透き通った刃>>193。
正面から踏み込むのはリスクが高いか、魔化した得物ならば砕くも可能だろうか、と瞬時に思考を巡らせて。
結果、とった行動は]