まぁ……。
とにかく何事も無くて安心しましたわ。
そうですわ、壁の修理についてなのですが───
[カヤのことが一段落してから、教会の壁の修理についての話へと移り。
本格的な修理は浜の事情からだいぶ後になること、応急処置は必要だろうこと、ヘルムートと言う人が手伝ってくれるかもしれないことを伝えた。
ヘルムートの名を出した時は、神父は懐かしげに瞳を細め、会うのが楽しみだとも言った]
応急処置用の板はヘルムートさんが調達してきてくれるそうですので、道具の用意を致しましょう。
[神父にそう言って準備をし始めた矢先、教会に来訪者を示す声が響く。
神父と共に応対に出ると、自衛団員が数名訪れていた]