[二人にじゅんぐりに撫でてもらうと、はふりと嬉しそうに笑う。かまってもらえて幸せ。
百華は仕事だからと、ここでおわかれ。
ばいばいと百華に手を振って。
伽矢と瑞穂、二人に片方づつ手を握られながら、まっすぐ南側から出てゆく。]
―公園→住宅街前―
[途中で異変を感じて、止まるのはどちらが先なのか。]
………どうしたの?
[きょとんとして、前を見た。
特にどこもおかしくない、いつもの道。
手を離し、まっすぐ行こうとすると。]
(ごちん!)
[頭をぶつけた。
その場に蹲る。うさぎも心配そうにだらーんとしている。]