…ついでに整備しておけということか?
解った、ならば予備のエネルギーパックも渡してくれるか。
[予備のパックも受け取って、ジョエルも銃を受け取ったのを見れば移動しようと視線を向けて。
ふと、パトラッシュの制限解除は自動のはずだが、ジョエルはどちらだったろうと疑問が浮かんだ。]
ジョエル、パトラッシュ。
私はこのまま整備室に行くがお前達はどうする。
あぁ、そうだ…ジョエル、少ししゃがんでくれるか?
[そう言って、近くなった耳元に軽く唇を寄せ。
小さく囁いたのは、活動停止の危険を感じた場合のみ武器を用いることを許可されるというプロテクト解除のコード。
簡易的なものなので、本当に緊急時にしか対応されないものではあるのだが、念の為に独断で施した。
ジョエルとパトラッシュの行く先が同じでも違っても、それに口を出すことはなく。
己は通信で上司に告げた通り整備室へと向かった。]
─回想 終─