[ベルナルトの指摘に、再び墓標を見返す。]ああ、ホントだ……。[記された知らぬ男の名を、指でなぞる。]そういやいなかったよなぁ……。メイドが何人いるか知らんが、男手がまったくない、ってのも妙な……。それに……。[奥の方を見やる。]いくらなんでも、数が多い気がすんだよなぁ……。