─ 広間 ─[広間に新たにやって来た者たちに、僅かな時間、翠を向けて。宣言するようなクロエの言葉>>194に、微かに眉を寄せた──ものの]お前が……って。いや、それって。[少女の宿すものは知らぬ。だから、うわ言のような言葉>>197が、何に基づくのかも、知る術はない。ただ、声として紡がれなかった言葉は、少女には似つかわしくはない、と。そう、思って]……お前がやらなきゃならないことじゃ、ないよ。[それだけは、はきと告げていた。翠に感情は──相変わらず、ないままだけれど]