─ 集会場 西側 ─
おぅ、そっちは頼んだ。
[血に触れさせるよりはその方が良いと、そう判断してミハエルの提案>>196に同意を示す。
ユーディットがこちらと言うのも多少の遠慮はあったが、ミハエルが言うなら彼女は従うだろうし、と異を唱えることはしなかった]
やれやれ、こんなことになるとはな。
[こんな凄惨な光景も二度と見ることはないと思っていたのに、その思いは打ち破られて。
溜息が口から零れ出る。
団長の骸に触れても、最初ほど赤は手に移ることはなく、服にまで付くと言う事態は避けることが出来そうだった]
そっち、持ってもらって大丈夫か?
[相手が男とは知らないため、確認を取ってから包んだ団長を持ち上げる。
ダメそうならエーリッヒに運ばせる心算だったが、そんな必要は無さそうなくらいに安定していた>>204ため、そのままユーディットと2人で掘られた穴に運ぶことになった]