[遺体をそれぞれの部屋に寝かせる方法もあるが眠れるかどうかは別にして隣に遺体が眠る状態が出来るのを避けるため一箇所に安置しているのだろうと思う]――…そうそう。寂しがりみたいだから、ね。[懐かしむような声でPecheに頷き奥の部屋から廊下に出た。ぱたん、と扉を後手に閉めて視線を下げる。Pecheの素足が、寒そうだな、と思った]布団より先に靴を持ってこようか。広間のほうに、あったはずだよね。