─ 黒珊瑚亭・食堂 ─
……ベルくん?
[唐突に戻ってきたアーベルの様子>>184に、瞬きひとつ。
けれど、何かいう暇もなくただ見送って。
首を傾げながら言い募られた言葉>>200には、ただ、微笑むだけに止めておいた]
ただ頼るだけが子供っぽいと思うんなら、逆に頼ってもらってお相子にするって方法もあるんじゃないかしらぁ。
……考えすぎると、ぼくみたいになっちゃうから、程ほどに、ねぇ?
[そう、悪戯っぽく笑って言って。
何となく、アーベルの残して行った羅針盤に目を向ける。
底に刻まれた徴には、やはり気づかぬままに。**]