あ、驚かせた?ごめんごめん。
[と極軽い謝罪をしながら、耳に届いた3匹のうち、トリスタンとはさほど関わり深くはなかったので、ヒュレストが誰だったかを思い出すのにはちょっと時間がかかった。
オーヴァンのノリノリな口調に、ヴィー君みたいな竜だなーとか、至極失礼な事を思ったが口からぽろっと出る事はなく。]
導師たちの恋?
[聞きなれない初耳単語にきょときょとと瞬いた。この場に導師は2人しかいないわけで。]
…え、何何?先生たちそんな間柄だったの?
[少なくともディルスタンにそんな兆候見たことがないので、酷く驚いた顔をした。]
あ、私はベッティ。月闇の1年でディルスタン先生のとこの生徒だよ。
ちまいのって…あ、あっちの。
[金髪少女と洞窟で会ったときは大人だったか一瞬だったので、一度遭遇していた事は覚えていなかった。]