―回想/聖堂→厨房→談話室―
[急ぐ足の途中、行き当たったのは赤い結い髪>>202。
思わず速度を緩めかけたところへ声が掛けられる]
ああ、うん。
[問われて先ず零れたのは、随分と歯切れ悪く]
……シスターが、ね。亡くなったんだ。
[少しの躊躇いを混ぜて紡げば戸惑う声が返った。
それに浮かぶ苦笑も、率先して動けはしても整理がついていない故の困ったような戸惑うような色が混じる]
……自然に亡くなったような、そんな状態じゃなくて。
団長さんたちが対応してくれてるから、後で説明して貰えると思う。
[その凄惨な状態は伝えるに忍びなく。
今ここではそれを避けるようにして]