─ カチューシャの家:台所 ─
おお。で…、っきた……!
[そうして遂に、目の前に素敵な料理が並んだ>>197
ちょっとボクの方のは見栄えが悪いけれども、仕方ない。
これだって今は充分の、精一杯だ。それに味はいい。
大半がカチューシャの力には思えたけれども、でも嬉しい。
ちらと幼馴染を見遣る。
うんと頷く顔は、我ながらきっと随分と綻んでいた]
うーんと…、ううん。ボクは持って帰ろうかな。
ええと少し…せっかくだから、イヴァンにも渡したいし。
ほら、この野菜とかイヴァンのだから。
喜ぶかもなあって。
[少し早口で言って、照れ隠しに笑う。
今度は、誤魔化せている自信はあまりなかった]