―厨房片隅―
[熱気を遮断する水の膜があるから、厨房の中でも普通に動ける状態で。
こちらに向かっているエーリッヒたちのことには気づかないまま、生気のない声を返す黒江>>207を心配そうに覗き込んだ]
――…なんだか大分お疲れのようですが……
[半泣きの様子が見えれば、なんとなく宥めるようにぽふぽふと黒髪を撫でて。
視界の隅にころりと転がるコップが見えても拾うことはせず]
とりあえず、お茶でも淹れてこの場から離れます?
[なにが原因かはわからないままに黒江に問いかけた。
イヴァンと榛名のやり取りが傍からみたら危険域なのは気づきつつも、どうつっこんでいいものやらさっぱりわからない]