―二階 部屋J―……んう。[部屋を確保した後、気がついたら眠りに落ちていたらしい。ごしごしと擦るベアトリーチェの目の縁には赤い跡]……?[その頃にはもう、夢現に聴いた音は止んでいただろうか。扉を開け、顔を出し、きょろきょろと見渡して、物置の前の人影に目を止めた]