─ 第二別館・演習場 ─
ッ……つぅ……!
[紫水晶からの衝撃は耐えたものの、振り下ろしの一撃を繰り出すのが精一杯で追撃は出来ず。
手に伝わる手応え>>207はあれど、相手が離れる>>208のは許してしまった。
広い範囲を砕いたが故のダメージは想像以上で、全身が打ち付けられたような感覚が残る。
丈夫さの過信がそこには現れていた]
…んっとに、魔法相手はやり辛いな。
[距離を取られた状態で、何度か肩を上下させて呼吸し、上がった拍動を整えようとする。
相手の動きを視界に入れながら、ロングスピアの穂先を左に構え、距離を詰めるタイミングを見計らった]