― 黒珊瑚亭 ―[震える手を握り締めて、集められた人たちをみる。 人狼など信じたこともなかったからこそ、余計に戸惑い] …… え、と……[何か言おうとして、けれど何もいえぬまま。 ため息を一つ零し、気づけばいつの間にか、お茶が配られていたのは何も言わぬままの父親の為業だろう]