ふむ。しかし、このままでは決着がいつになるのか予想もつかないほど長くなりそうだな。騎士として、勇猛果敢に正面から戦い続けたいのは山々なのだが、経験の薄い私では、それは勇気ではなく、無謀。やはり、私一人で勝てるほど甘い相手ではない、か。[そこで、視線をちらりとベアトリーチェへと向けるのと、ほぼ同時にベアトリーチェ(というか異界龍)から援護の声]……ほ。[そして、見る間にサラマンダーに降りかかるウォーターブレス]炎には、水。なるほど。常道だ。そして、良いタイミングだったな。