― 泉の傍 ―[さらさらと音を立てながら、再度舞い戻り]ベルさん、これ。とても美味しかったのです。一つ如何かしら?[と、トリュフチョコレートをベルナルトに差し出しながら]ええと。…お気遣い、有難うございます。[独り言を聞かれてしまったかもしれない、と少し縮こまりながら]ベルさんも、何か高名な御方なのでしょうね。[ベルナルトのカップが空いていれば、紅茶を注ぐつもり]