― 黒珊瑚亭 ―[黒珊瑚亭に戻ると、自警団員に呼び止められ。説明があるからと、部屋に案内されたのは何人目だったか。現れた自衛団長から話を聴けば、海色の瞳を僅かに瞠るも。その手の甲の、知識としてのみ知り得ていた印に]……なるほど、ね。[ぽつり、ごく微かな呟き]1日に一人……。それが…本当に最善の策なのですか…。[抗議というより、苦悩を強く滲ませる声。何かを堪えるかのように、ぎゅう、と瞼を瞑ったが、ゼルギウスの呟き>>186が耳を掠めれば、一瞬だけ彼を見遣ってから、思案気に瞳を伏せた*]