― 黒珊瑚亭食堂 ―[首を傾ぐ様>>205に、しっかりとひとつ頷く。泣きそうな目元を、今は未だ流れぬ雫を拭う様に指先が辿り]逃げるのでは無いし、逃げられないと、誰が決めた?[ゆっくりと手を離す。膝をついたまま、子供の前で静かに両腕を開いて]……其処から、出ておいで。