[仕事が増える、や心配する事態ではない>>209、から、参事の意味を朧気に悟る。オトフリートが近くにいたせいも、多分ある。
なんと言うか、少し迷ったものの『…頑張れ』と仕草しておいた。
お茶、との言葉に視線が自然と友人を向いたのは、おそらく反射的なものだった。
オトフリートの渋い顔に口の端を上げて、『自業自得』と仕草する。
『そもお前の生活態度が悪すぎるのが問題なんだろうが。少しは改めろ。
自炊がし易くなる程度片付けたんだから、今は改善するチャンスだろうに。』
手話の通じる馴染みが相手。
軽い溜息と共に、長い言葉も遠慮なく、片手で伝えた。]