― 外 ―それは俺もだ。アーベルに知られるなんて思わなかった。知られたく、なかったなぁ。[ため息のまじる声。アーベルの軽口に苦笑が漏れる]そこまで情熱的なのははじめてだ。死にたくないなら、黙ってろよ。ほんと、なんでこうなるかな。[揺れぬ眸を認め、応えを聞く]――…。