─広間─どうにも運が悪かったようで。私はともかく、ナータはどうして、と思うのですが。[エルゼリートに頷いて首を振った。繰言は姉贔屓の色が強く聞こえたかもしれない。自分は昔拗ねて八つ当たりしていた時期があるから、公平に考えてもナータの方がより何故となるのだが]お待たせ、ナータ。ありがとう。[自分の分は後回しで、荷物をみていてくれた姉のような人のところへカップを運ぶ]