特に、オレは後ろ盾があるわけじゃねーし。
……ちゃんと基盤つくらんとまじぃのよ。
[ある意味大きな後ろ盾はあるが、それを頼りたくない気持ちもある。
だからこそ、放浪の冒険者稼業を選んだようなもので]
ん、倒した証明だから、一部あればいい。
殻とかよりは、持ち運びしやすいしな。
[持ち帰ったものがどうなるかまでは与り知らぬこと、そこはさらりと返して。
何やら本気で驚いた様子の問いに、こて、と首を傾げ]
んー……美味いとは思えんけど。
ていうか、なんでも食えんとこの稼業ってやってけんし。
[真面目な様子で言い切った後、太刀に手をかける。
退治したモンスターを抜刀解体するのはいつもの事だった。**]